エックスサーバーでWordPressをインストールする方法を解説します。
エックスサーバーでは、WordPressを簡単にインストールする方法が2種類用意されています。
本来WordPressのインストールは初心者にとっては少しハードルの高いものでしたが、今では早ければ10分程度の簡単な設定で手軽に始めることが出来ます。
インストールの方法ですが、結論から言いますと、
レンタルサーバーの契約自体がまだの方→WordPressクイックスタート
契約済の方・追加でインストールしたい方→WordPress簡単インストール
がおすすめの方法となります。
ただし、それぞれメリットデメリットがありますので、当記事の解説を見ながら自分に合った方法でインストールしてみてくださいね!
※サイトの見た目や手順は記事作成時と異なる場合があります。大まかな流れは変わらないはずですので、画像と実際のサイトの表示を照らし合わせながら参考としてご覧ください。
WordPressクイックスタート
WordPressクイックスタートはレンタルサーバーやドメインをこれから契約する人におすすめの方法になります。
WordPressクイックスタートの特徴
Webの知識が全然ない方でも、サーバー契約と同時にWordPressを使える状態まで簡単に設定できます。
- WordPressの設定ができる
- 独自SSLの設定ができる
- ドメイン取得と設定ができる
WordPressがすぐに使えるだけでなくドメインの取得や独自SSLの設定まで完了してしまうので、初めての人がつまづくポイントをクリアしており、かなりありがたいサービスかなと思います。
私が初めてWordPressを触った時には無かったサービスなので、あまりの簡単さに感動しました!
ちなみに独自SSLというのは、簡単に言うと「http」を「https」に変える設定で、ここではセキュリティ上必要な設定だと思ってもらえればOKです。
参考:SSLとは?httpとhttpsの違いとWebサイトのセキュリティ向上
WordPressクイックスタートを使う注意点として、10日間のお試し期間はなくなるので気を付けましょう。
レンタルサーバー自体をどれにするか迷っていて、とりあえず試したいという場合には後述するWordPress簡単インストールでインストールしてください。
インストール方法と手順
実際にインストールするまでの方法を説明します。
まず、エックスサーバー
新規お申し込みから進みます。
既にアカウントを持っている方は、WordPressクイックスタートは利用できませんので、WordPress簡単インストールでインストールしてください。
プランを選択する
お申込み画面に進むとプランを選択する項目があるのでお好きなプランを選択します。
迷ったら「スタンダード」がおすすめです。
参考:【初心者向け】レンタルサーバーとプランの選び方【共用サーバー】
WordPressクイックスタートに必ずチェック
WordPressクイックスタートは契約時は任意となっているので、チェックしなくてもエックスサーバーの契約は可能です。
WordPressのインストールまで一気に済ませたい方は、利用するに必ずチェックを入れましょう。
サーバー契約期間の選択
サーバー契約期間を選択します。
契約期間は長ければ長いほど、月当たりの利用料金は安くなります。
ただし、契約期間が残った状態で解約しても払い戻しはされないので、最低これくらいは使うかなという期間に設定しておくことをおすすめします。
取得ドメイン名を決める
実際にWordPressで使いたいドメインを決めます。
もし上記のような画面になった場合は、使えないドメインなので別のものを試してください。
どんなドメイン名がいいか迷っている人は以下の記事を参考にしてくださいね▼
WordPress情報の設定
開設するWordPressの初期設定になります。
ブログ名
ブログ名はなんでもOKです。
サイトのタイトル部分になりますが、後から変更も可能なので決まっていなければ仮のものを記入しておきましょう。
ユーザー名
ユーザー名はWordPressの管理画面にログインするために必要になります。
こちらも好きな名前でOKですが、セキュリティの関係上サイトから推測されにくいものが好ましいです。
パスワード
WordPressの管理画面にログインするときに必要なパスワードの設定です。
ユーザー名同様セキュリティの観点から分かりやすいパスワードは避け、出来るだけ複雑なパスワードを設定することをおすすめします。
パスワード生成ツールなどを使うと簡単です。
パスワードはWordPressログイン時に必要になり、契約完了のメールにも記載されていないので必ずメモを控えておきましょう。
メールアドレス
WordPressの更新情報などが届くことになるメールアドレスです。
ご自身で管理しやすいアドレスを利用すればOKです。
全て入力が完了したら、「Xserverアカウントの登録へ進む」ボタンをクリックして次に進みます。
個人情報の入力
次はエックスサーバー自体のアカウント情報の登録です。
必要事項を入力しましょう。
メールアドレスは、WordPress用のものと同じでも別でもどちらでもOKです。
この画面で入力するパスワードは、エックスサーバーのアカウントにログインするためのパスワードになります。
こちらもエックスサーバーの管理画面にログイン時に必要になるので、必ずメモを控えておきます。
エックスサーバーからのインフォメーションメールの配信が不要な方は「希望する」のチェックを外します。
利用規約等を確認し、問題が無ければ同意するにチェックをして次へ進みます。
確認コードの入力
Xserverアカウントの入力が終わり、次に進むと、登録したメールアドレス宛に確認コードが届きますのでご自身のメールを開いてチェックします。
メールに記載されている確認コードを、確認コード入力欄に入力し次へ進むをクリックします。
メールが届いていない場合は、迷惑メールフォルダにないか確認します。
迷惑メールにも振り分けられていない場合は、記入したメールアドレスが間違っていた可能性が高いので、入力画面に戻って再度試しましょう。
契約内容の確認
確認コードでの確認が済むと、最後の確認画面へと進みます。
内容を一通り確認し、間違いがなければ最下部のボタンをクリックして申込完了となります。
SMS認証が求められる場合も
手順の途中でSMS認証が求められる場合もあるようです。
SMSでは携帯のショートメールに確認コードが送られてきます。
その場合は画面に従って認証を進めてください。
自動音声通話での取得も可能なようです。
申し込み完了
上のような画面が表示されれば申し込み完了です。
このポップアップ画面は削除して問題ありません。
ポップアップ画面を閉じると、このような画面になりますがこれがエックスサーバーの管理画面となります。
赤枠で囲った「ファイル管理」ではファイル専用の管理画面へ、「サーバー管理」ではサーバー専用の管理画面へ進みます。(申し込み直後だと「サーバー設定中」の表記になっていますが、すぐに終わります)
特に「サーバー管理」はよく使うので覚えておきましょう。
WordPressがインストールされたか確認しよう
申し込みが完了すると、「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールが届きます。
超重要なメールなので、誤って消さないように保存しておきましょう。
WordPressにログインする
メールの途中に
赤枠で囲ったような「クイックスタート」機能で設置されたWordPressログイン情報という項目があるかと思います。
その項目の中の管理画面URLにアクセスします。
なお、「https://ドメイン/wp-admin/」が基本的にはWordPressの管理画面のURLとなりますので覚えておくと便利です。
管理画面URLにアクセスすると、このような画面になります。
エックスサーバーを申し込みした際にWordPress情報の設定で入力したユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力してログインをクリックします。
このような画面が表示されたらログイン成功です!
WordPressのインストールは無事に完了していることが確認できました。おめでとうございます!
試しにご自身の管理画面で、上の画像左上の赤枠で囲った部分に当たる場所をクリックしてみてください。
現在のサイトの状態を確認することができます。
これがWordPressをインストールしたサイトの初期状態となります。(上記画像は2021の初期テーマなので、現在は違う見た目のものが表示されるはずです。)
エックスサーバーのクイックスタートでインストールした方は、ドメインの取得や設定、SSLの設定の必要はないので、さっそくテーマ選びに進みましょう!
参考:WordPressのテーマとは?特徴から選び方まで解説します。
ログイン画面が表示されない場合には?
管理画面URLにアクセスしても、
このような画面が表示される場合があります。
実際にはメールにも記載がある通り、クイックスタートでの申し込みからWordPressが構築されて表示されるまでには1~2時間ほどかかるため、このような表示となります。
もし上のような表示になった場合には、少し時間をおいてから再トライしてみてください。
WordPress簡単インストール
次に「WordPress簡単インストール」の方法を解説します。
既にエックスサーバーを契約していて、これからWordPressをインストールしようと思っている方。
追加でWordPressをインストールしたい方は簡単インストールがおすすめの方法になります。
WordPress簡単インストールの特徴
エックスサーバーのWordPress簡単インストールも非常に簡単にWordPressをインストールできます。
「WordPressクイックスタート」と違う点は、クイックスタートはレンタルサーバーの契約のタイミングでWordPressインストールの手続きを進めるのに対して、簡単インストールは好きなタイミングでWordPressを導入できるという点です。
本来WordPressは手動でファイルをアップロードしたりする必要があり、今よりハードルの高いものでしたが、簡単インストールがあるおかげで知識が無い方でも簡単にインストールできるようになりました。
ただし、クイックスタートと違って、使用するドメインの準備やSSL設定は自分で行う必要があります。
もちろんエックスサーバーの契約で初期に取得した無料のドメインを使ってもOKですし、新たに取得した独自ドメインを利用するのもOKです。新たに独自ドメインを取得する場合には以下の記事をご覧ください。
参考:独自ドメインの取得方法とその手順は?おすすめの会社8選で比較も!
インストール方法と手順
実際のインストール手順を見ていきます。
エックスサーバーのアカウントにログイン
エックスサーバー
※まだ、サーバーの契約をしていない場合には、エックスサーバーのみを先に契約します。
クイックスタートの項目で説明した契約手順のWordPressクイックスタートに必ずチェックの時にチェックを入れなければ、サーバーのみ契約となりWordPressはインストールされてません。
サーバー管理画面へ
ログインしたら、赤枠で示したサーバー管理ボタンをクリックしてサーバー管理画面へと進みます。
サーバー管理画面は上の画像のようになっています。
その中の、「WordPress簡単インストール」の項目をクリックします。
WordPressをインストールするドメインを選択
保有しているドメインから、WordPressをインストールしたいドメインを選び、選択するボタンをクリックします。
該当ドメインにWordPressがインストールされていない場合には、上のような表示となります。
※既にWordPressをインストールしているドメインに追加でインストールする場合には、サブディレクトリを使用してください。(次項で説明)
WordPressインストール設定
WordPressをインストールするにあたっての必要な事項を入力していきましょう。
それぞれについて補足します。
サイトURL
まだ使用していないドメインにWordPressをインストールする場合は、ドメイン名の下層にあるサブディレクトリの指定は不要です。
画像のように空欄にしておいてOKです。
サイトのトップページのURLは「http(s)://ドメイン名/」となります。
もし、同じドメイン内にもう一つWordPressを設置したい場合には、「http(s)://ドメイン名/×××××/」のようにフォルダ名を指定します。
このフォルダは新規に作られるので、任意でフォルダ名を決めて問題ありません。
ただし、既にフォルダが存在する場合には上書きされてしまうので注意しましょう。
このときサイトのトップページのURLは「http(s)://ドメイン名/×××××/」となります。
例えば、メインサイトに関連性のあるブログを設置したい!などという時に「http(s)://ドメイン名/blog/」で運用するなどの場合が考えられます。
ブログ名以下の項目
ブログ名からメールアドレスまでの項目は、クイックスタートを行う場合と同様ですので、「WordPress情報の設定」を参照してください。
確認してインストール
入力内容を確認して、インストールするボタンを押します。
この画面が表示されればWordPressのインストールは完了です。お疲れさまでした。
あとは管理画面URLから「WordPressにログインする」と同じ手順で、WordPressの管理画面にログインすることが出来ます。
合わせて読みたいステップ
STEP.2-4▶ドメイン名の決め方とポイント!分かりやすいのが吉◎【個人・企業】
次のステップ
STEP.3-1▶Webサイトを設計することの重要性とは?【ポイントと手順を解説】
前のステップ
STEP.2-2▶レンタルサーバーはどれがおすすめ?この4つの中から選べば間違いなし!