「さぁホームページを作ってみよう!ブログを作ってみよう!」
と意気込んでWordPressをインストールしてみたものの、管理画面の使い方がよく分からないぞ…?
という方向けに、当記事ではWordPress初心者が戸惑うことなくスムーズに始められるように基本的な管理画面のメニュー項目の解説をしていきます。
初めてWordPressを触るという人にとって大切なことは、WordPressの管理画面の見方や使い方を理解し、慣れることです。ぜひこの記事を読んでWordPressの管理画面をスムーズに扱えるようになりましょう。
WordPressの管理画面の概要と特徴
各メニュー項目の解説に移る前に、まずは管理画面全体の概要と特徴を把握しておきましょう。
WordPress管理画面の見た目
管理画面の見た目ですが、大きく分けて「管理バー」「メニュー」「メイン画面」の3つのエリアに分かれています。
メニューから作業したい項目を選び、メイン画面が該当するものに切り替わって操作するというのが基本的な流れになります。
管理バーは上部にある帯状の部分のことで、主に管理画面とWebサイトとの切り替えを行ったりちょっとした役割を担っています。
テーマや導入プラグインにより表示メニューは異なる
管理画面のメニュー項目についてですが、WordPressだからといって全てのサイトで同じメニューが表示されるわけではありません。
実は管理画面に表示されるメニューはテーマや導入しているプラグインによっても異なってきます。
テーマやプラグイン独自の設定項目や機能が増えると、同様に必要となるメニューが増えると考えてください。
メニューのクリック=サブメニューの一番上の項目の選択
例えば以下のようにメニューの中から「投稿」を選択しようとして、ポインタを乗せるとサブメニューが現れます。
このサブメニューから項目を選択するのですが、メニュー本体(ここで言えば「投稿」の部分)もクリックすることが出来ます。
メニュー本体の方を選択した場合には、サブメニューで出てきた一番上の項目を選択したことと同じ扱いになります。
つまり「投稿」をクリックしたら、「投稿一覧」の画面に遷移します。
逆に言えば、投稿メニューの中の「新規追加」「カテゴリー」「タグ」の画面に遷移するためには、それぞれを選択して切り替える必要がある点にご注意ください。
初心者が気を付けるべき管理画面の罠
最初は慣れるために管理画面の各項目をひとつひとついじってみたくなるでしょう。
しかし管理画面上で気を付けなければならない操作があります。
重要な内容なので別記事でまとめました▼
良く知らずに操作するとエラーやトラブルの原因となりますので、はじめての方はご一読をおすすめします。
カスタマイズで管理画面自体に変更をかけることも可能
これは中級者以上向けの話になるので、初心者の方は「そんなこともできるんだなぁ」くらいに話半分に聞いてほしいのですが、実は専門知識があれば管理画面自体をカスタマイズすることもできます。
例えば「他の人も管理画面から編集できるようにしたいが重要な項目はいじってほしくない」などと言った場合に特定のメニューを表示させないようにするなどといったことも可能です。その他にも、管理画面内の様々な設定項目や表示などを変更・追加・消去することができます。
よっぽどのことが無ければカスタマイズする機会はないとは思うけど、深くWordPressと関わっていくなら知っておいて損はないよ!
使い方の詳細は公式に書いてある
当記事内では分かりやすく基本的な解説を心がけていますが、その他細かいことで困ったら公式のWordPressサポートを確認すれば解決できるかもしれません。カスタマイズするための情報も載っているので調べる時に活用してみてください。
以上がWordPress管理画面の概要と特徴となりますが、まとめると以下の通りです。
- 見た目は管理バーとメニューと本体に分かれている。
- テーマや導入しているプラグインによって表示されるメニューが異なる。
- メニューのクリックでサブメニューの一番上のメニューを表示。
- 初心者が触るべきではない項目がある。
- カスタマイズによりメニュー自体を設定したり変更したり出来る。
- 詳細はWordPressサポートやWordPressCodexを読もう。
WordPress管理画面の各項目解説
各メニューのうち基本的な項目に絞って解説します。
手っ取り早くポイントを知りたい人向けに、良く使う重要な項目には★を付けてみたので参考にしてください。
特に最初に設定すべき項目については別記事でもまとめていますのでご覧ください▼
では順に見ていきましょう!
管理バー(ツールバー)
まずは管理バーの部分から見ていきます。管理バーと言うのは、次の画像のようにページの上部にある黒く帯状になっている部分のことを言います。
WordPressについて
管理バーの一番左側にあるWordPressマークの部分からは、WordPressについて詳しく知りたい時に必要な情報にアクセスできるようになっています。「WordPressについて」「WordPress.org」「ドキュメンテーション」「サポート」「フィードバック」の項目があります。
WordPressについて困ったことがあれば、問題解決の情報が得られないか試してみましょう。
サイトタイトル ★
管理バーにサイトタイトルが表示されている個所があります。
この部分をクリックすると、作成中のサイト画面へと切り替わります。サイト作成途中で画面の切り替えはよく使うので覚えておきましょう。
ちなみに管理画面にログインした状態で、サイト画面に切り替えると管理バーがサイトの上部に表示されるので管理画面に戻る時は、タイトル部分を再度クリックすると元の管理画面に戻ることができます。
メインメニューの「ユーザー」→「プロフィール」→「ツールバー」の「サイトを見るときにツールバーを表示する」のチェックを外すことで、サイト表示時の管理バー表示を非表示にすることもできます。
コメント管理
ここからコメント管理が行えます。メインメニューのコメントと同じ内容ですので、詳細は「コメント」の項目をご覧ください。
新規
新規でページを作成したり、画像を追加したり、ユーザーを追加したりできます。
こちらもメインメニューにある「投稿→新規追加」「メディア→新規追加」「固定ページ→新規追加」「ユーザー→新規追加」と全く同じですので、そちらをご覧ください。
ログイン管理
管理バーの一番右側にあるところからログイン管理が行えます。
管理画面からログアウトする場合にはこちらの「ログアウト」から行います。共有のパソコンを使っているなど、セキュリティ上心配がある時はこちらからログアウトするのを忘れないようにしましょう。
また、「ユーザー名(ここではlapin)」の項目と「プロフィールを編集」の項目は、「ユーザー」のプロフィール項目と同じですのでそちらを参照してください。
ダッシュボード
ここからはメインメニューの解説となります。まずはダッシュボードです。
ホーム
ダッシュボードは様々な情報がまとめられている個所で、管理しているサイトの情報をざっくりと一目で確認できます。
あまり普段チェックすることはないと思いますがどのような内容があるのか確認しておくと良いでしょう。
「サイトヘルスステータス」ではサイトの状態を健全にするための提案がされているので、サイトのセキュリティ向上のためにも一度見ておくと良いかもしれません。
「クイックグラフト」は「投稿ページ」の記事タイトルとコンテンツ内容を保存しておくことができます。記事のネタを思いついてメモしておきたい時に利用すると楽です。
更新 ★
WordPressのバージョンの更新、テーマの更新、プラグインの更新などをこちらから行えます。
古いバージョンを使っているとサイトの脆弱性に関わってくるので、特別な理由が無ければ常に最新版に更新しておくことをおすすめします。
最新バージョンのものがあるときは、上の画像のように更新の横に赤丸の数字で通知されています。この画像の場合、更新できるものが5つあるという意味です。プラグインの横にも数字が出ている場合にはプラグインも更新できるものがあるということになります。
テーマの更新やプラグインの更新は、「テーマ」や「プラグイン」のメニューからも行うことができますが、この更新ページから一括で行うのが一番簡単です。
更新方法は、更新ページ内の更新ボタンを押せばOKです。プラグインやテーマなどを更新するときは更新したいものにチェックを入れてから更新ボタンをクリックします。
投稿 ★
投稿ページを作ることができます。ブログで記事を投稿したり、サイト内でのお知らせのページを作成したりする場合に使う項目です。
「固定ページ」と同様にサイトを作っていく上でメインとなる項目となります。
投稿ページと固定ページの違いは別記事でまとめています▼
投稿一覧 ★
これまでに作成した投稿ページの一覧が見れます。
新規ページの追加やこれまで作成したページの編集、公開設定、削除などがこの項目から行えます。
投稿ページを新規作成する場合には、画像の赤枠で囲んだ「新規追加」ボタンをクリック。
WordPressのダウンロード直後は「Hello World!」というタイトルの記事があるけど、これはサンプルなので削除してOK!
新規追加
投稿一覧にあった「新規追加」ボタンと役割は全く同じです。
このような画面からページを作成していくことになります。
ただしこれはブロックエディタなのでクラシックエディタを利用する場合には見た目は変わります。
カテゴリー ★
投稿ページに設定するカテゴリーについての管理ができます。
投稿ページにカテゴリーを設定したいのであれば、事前にここからカテゴリーを作成する必要があります。
サイトのアクセス数が欲しいと思うのであれば、SEO上の観点からもカテゴリーは設定したほうが良いでしょう。
タグ
投稿ページに設定するタグについての管理ができます。
カテゴリーやタグについて、よく分からないという方はこちらをご覧ください▼
メディア
メディアは画像などのデータを管理するための項目です。
ライブラリ ★
ライブラリからメディアの管理を行うことができます。各画像をクリックすることで、タイトルなどの変更も可能です。
新規追加ボタンから画像などのアップロードを行います。
画像をアップロードする際には投稿ページや固定ページの作成画面からアップロードすることもできるので、メディアのメニュー利用頻度は多くないですが、一括管理したりする場合に役立ちます。
新規追加
ライブラリからアップロードできるので、あえてこの項目を使う場面はないでしょう。
どこからアップロードする場合でも共通ですが、アップロードにはファイル選択する方法とドラッグアンドドロップする方法があります。ドラッグアンドドロップだと複数アップロードも簡単なのでおすすめですよ。
固定ページ ★
サイト内のページを作成するときに使用します。固定ページはサイト内のメニューなどから直リンクで固定して表示して使われるページが多いです。
「投稿ページ」との違いはこちらをどうぞ▼
投稿ページと固定ページは仕組みの違いだけで、管理画面での作成手順には変わりはありません。そのため上の記事から投稿ページと固定ページの違いを把握しておくだけでOKです!
固定ページ一覧 ★
管理画面における使い勝手は、「投稿」と全く一緒です。
新規追加
こちらも投稿の場合と全く一緒なので説明は割愛。
コメント
コメントの管理ができます。
ブログの記事などでコメントを受けて付けているサイトを見たことがあるかと思います。受け付けたコメントの内容を確認できるだけでなく、掲載を許可したり、返信したり、削除したりといったことができます。
コメント欄の表示の有無など細かい設定は「設定」→「ディスカッション」から行います。
外観 ★
サイトの見た目に関わる様々な設定をします。サイトを作る上でかなり重要な項目になります。
テーマ ★
テーマは、分かりやすく一言で言えばサイトの着せ替えみたいなものです。
この項目からテーマをインストールしたり、変更したりできます。
テーマについてはかなり重要なので、別記事で解説しています。ぜひ目を通してください。
テーマは見た目だけでなく機能も違うので、一度決めてサイトを作り込んだ後は基本的に変えることはないと思ってください。
変えられないことはないけど、後からのテーマ変更は結構大変!
カスタマイズ ★
多くのテーマでの見た目の細かい設定はこのカスタマイズから行うことが多いです。
例えばこれは無料テーマで有名な「Lightning」の例ですが、これらの各項目の設定していくことで見た目を整えていくわけですね。
テーマによって違うので、ぜひ色々いじってどうサイトの見た目が変化するのか確認してみてください。
テーマによっては個別に設定メニューが設けられていて、カスタマイズをほぼ使わない場合もあります。
ウィジェット ★
ウィジェットは、サイト内のパーツのような存在です。例えばサイドバーを作っていく時にはウィジェットで実現していることが多いです。
ウィジェットの概要と使い方についてはこちらにまとめました▼
上の画像のように近年はブロックベースのウィジェットが増えてきていますが考え方は上のリンク記事で解説した通りです。
メニュー ★
グローバルナビゲーションと呼ばれるサイト内のメニューや、サイト下部に表示されるフッターメニューなどを作ることができます。
メニューも超重要なので、作り方も合わせてこちらでまとめています▼
テーマエディター
はじめに言っておきますと、初心者の方はテーマエディターは触らないことを推奨します。
この項目ではWordPressのテーマファイルを直接いじる事ができます。
が、このようにプログラムがコードで書かれていたりしますので、知識が無い場合にここをいじるとトラブル連発します。特に「functions.php」ファイルなどのPHPファイルは不具合が起きる危険性が高いです。気を付けてください。
実際に、このファイルを開くときにも以下のような警告が出るはずです。
どうしても変更が必要な場合には変更前のファイルのバックアップを取り、FTPソフトから元に戻せるようにしておきましょう。何を言っているか分からなければ、おとなしく触らないことです。
プラグイン ★
プラグインはWordPressの機能を拡張できるものとなっています。
何か実現したいことがあれば、そのためのプラグインが無いか探してみると良いでしょう。
プラグインについては詳細とインストール方法を別記事でまとめています▼
当記事内では簡潔な説明だけします。
インストール済みプラグイン ★
ここからインストールされているプラグインの一覧を見ることができます。
プラグインの新規追加や、更新、有効化無効化の切り替えや削除もここから行えます。
初期段階で入れておくことを推奨するプラグインを下記記事内でも紹介しているので良かったら参考にしてください。
新規追加
新規追加が可能です。前項の新規追加ボタンと同じです。
プラグインエディター
こちらもテーマファイルエディター同様、初心者が触るのは非推奨です。
プラグインのデータファイルをいじることができますが、自己責任でお願いします。
ユーザー
ユーザーは複数人でサイトを管理する時や、会員限定で記事を公開したい時などに役立ちます。
一人でサイトを運営している場合には基本的に必要のない項目です。
まぁ、テーマによってはプロフィールの設定しておくと筆者紹介とかで使えるかもね!
ユーザーについては以下の記事で細かく解説しています▼
ツール
ツールはWordPressにデータを取り込んだりWordPress上のデータを出力したりするときに使います。例えばブログを引っ越したりする時に使うことがあります。
しかし、使用頻度がほぼないため基本的に初心者の方はスルーでOKです。
設定 ★
各種設定項目です。
重要な項目は以下の記事内でも触れているので、当記事では各項目簡潔に解説します。
一般 ★
解説 | 重要度 | |
---|---|---|
サイトのタイトル | サイトのタイトルを設定できます。検索結果にも影響が出る。 | |
キャッチフレーズ | サイトの簡潔な説明を掲載します。ディスクリプションとも呼ばれます。検索結果にも影響が出る。 | |
WordPress アドレス (URL) | ※安易な変更は危険 WordPressのアドレスを指定。 | |
サイトアドレス (URL) | ※安易な変更は危険 サイトアドレスを指定。 | |
管理者メールアドレス | コメント通知や更新通知などが届くメールアドレス。普段利用しているものにしておこう。 | |
メンバーシップ | 新規追加したユーザーが、他のユーザーを登録できるかどうかの設定。セキュリティ上チェックは外しておいた方が良い。 | |
新規ユーザーのデフォルト権限グループ | ユーザー追加時に個別に設定できるので特に必要なし。特別多いユーザーの権限タイプがあれば設定しても良い。 | |
サイトの言語 | 言語の設定 | |
タイムゾーン | タイムゾーンの設定 | |
日付形式 | 日付形式の設定 | |
時刻形式 | 時刻形式の設定 | |
週の始まり | 週の始まりの設定 |
「サイトのタイトル」と「キャッチフレーズ」は検索結果に表示される部分なので確実に設定しておきましょう。検索されることを意識してどんなキーワードを使うかも考えるとなお良しです。
「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」を変更する際は注意が必要です。
上の記事でも解説していますが、アドレスを変更したければドメインの設定やSSLの設定などを先に行う必要があります。好きに変えれるわけではないので覚えておいてください。
メンバーシップ以下の項目は特に問題が無ければデフォルトのままで良いでしょう。
投稿設定
解説 | 重要度 | |
---|---|---|
投稿用カテゴリーの初期設定 | 投稿ページでのカテゴリーの初期値設定です。圧倒的によく使うカテゴリーがあればカテゴリー設定が楽になりますが、基本は個別に設定することが多いかと思うので使用頻度は少ないです。 | |
デフォルトの投稿フォーマット | テーマが対応している場合のみ利用可。投稿のフォーマット(表示されるレイアウトデザイン)を切り替えることができます。使用頻度は少ないです。 | |
メールでの投稿 | メールを利用して投稿を可能にするための設定です。特別なニーズがある場合を除き、設定不要です。 | |
更新情報サービス | 記事の更新を更新情報サービスに通知する機能。通知先から多少のアクセス増が期待されたり、インデックスされる時間が短縮される可能性がありますが、気にしなくても良いレベル。 |
投稿設定においては、ほとんどの方が設定不要です。
更新情報サービスは、Webページを公開している状態になると以下のように「http://rpc.pingomatic.com」がデフォルトで表示されているかと思います。
基本的にはこれだけでOKですが、例えばブログランキング(ブログ村など)に参加して通知したい場合には、この箇所にURLを追加して通知(Ping送信と言います)する必要があります。
ただし、ブログを立ち上げたばかりで全然アクセスが無い人や日記的にブログを活用する人でなければあまりブログランキングへの参加はおすすめしません。なぜなら同コミュニティ内でのアクセス稼ぎになってしまい、サイトを作った本来の目的とかけ離れるようなデメリットも多いからです。
表示設定 ★
解説 | 重要度 | |
---|---|---|
ホームページの表示 | トップページの表示の設定です。テーマによってはこの箇所を設定しないとうまく機能しない場合があります。テーマのマニュアルの確認推奨です。 | |
1ページに表示する最大投稿数 | 投稿の一覧を何件表示するかの設定です。見映え等や使いやすさを考慮して設定しましょう。 | |
RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数 | フィードリーダーで記事購読しているユーザーに対する投稿数の指定。利用者は多くないので特に気にせずデフォルトで良い。 | |
フィードの各投稿に含める内容 | フィードで表示する内容を全文にするか抜粋にするかの設定。アクセス重視なら抜粋にしておきたい。 | |
検索エンジンでの表示 | サイトを公開するには検索エンジンにインデックスする必要があります。ここにチェックが入っているといつまでも検索結果に表示されないので注意。 |
「ホームページの表示」と「検索エンジンでの表示」については以下の記事内の注意点3と注意点4でも紹介していますので気になる方は確認してください。
「1ページに表示する最大投稿数」というのは、
このように記事一覧に1ページにつき何件の記事を表示するかの設定です。サイトに合わせて見やすく10~20件程度で設定しておけばいいでしょう。
フィードに関しての設定は近年はあまり利用する人が多くないので気にしなくて良いと思います。
読者はRSSリーダー(フィードリーダー)に自分の好きなサイトのフィードを登録することで、登録したサイトの新着記事を読むことができます。記事版のTwitterみたいなものを想像してもらえると分かりやすいです。登録したサイトの記事情報が流れてくる!みたいなイメージですね。
※フィードは情報を与えるという意味があります。RSSとAtomは情報配信するための規格名です。
流行っていませんがFeedlyとかが有名で結構便利です。試しに当サイトとか登録しておくれ!
ディスカッション ★
ディスカッションは主にコメントに対する設定になります。
解説 | 重要度 | |
---|---|---|
デフォルトの投稿設定 | リンクを貼ったときの通知設定とコメントの許可設定ができます。 | |
他のコメント設定 | コメントに関する詳細設定 | |
自分宛のメール通知 | メールによるコメント通知の設定 | |
コメント表示条件 | コメントの承認設定 | |
コメントモデレーション | コメントの承認設定 | |
コメント内で許可されないキーワード | コメントで許可しないキーワードを指定できます。 | |
アバターの表示 | コメント時にアバターを表示するかどうか選択できます。 | |
評価による制限 | アバター画像の評価による制限 | |
デフォルトのアバター | 表示するアバターを選択できます。 |
各項目の細かい設定はそのまま説明を読めばほぼ分かるかと思いますので、分かりづらい所だけ簡単に解説します。
この中で特に重要なのが、「デフォルトの投稿設定」です。
もしコメントを受け付けたくない場合には「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外してください。コメントを受け付けないならディスカッション設定のそれ以降の設定は不要になりますので、見なくてOKです。コメントを受け付ける場合だけ、その後の細かい設定をしてみてください。
「投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる」にチェックが入っていると、記事内に載せたリンク先に通知を送ります。
これとは逆に「新しい投稿に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける」は、外部のサイトで自分のサイトのリンクが貼られた場合に通知を受け付ける設定となります。
メディア
メディア設定はデフォルトのままで基本的には問題なく、特に設定する必要はないかと思います。
WordPressではメディアライブラリに画像をアップロードすると、アップロードしたオリジナルサイズの画像の他に「サムネイルのサイズ」「中サイズ」「大サイズ」の3つのサイズでの画像を作成します。ここは作成される画像サイズを指定する設定となります。
「サムネイルを実寸法にトリミングする (通常は相対的な縮小によりサムネイルを作ります)」にチェックが入っていると、サムネイルを指定サイズへ切り取りします。例えば150×150の設定ならば正方形の画像になりますよね。長方形の画像でもサムネイルは正方形に切り取りますよ、と言うことになります。
「ファイルアップロード」の「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダーに整理」では、アップロードした画像ファイルを年月別でフォルダーを分けて管理してもらえます。よっぽどサーバー容量に余裕がないとかでなければ特に外す必要はなし。
画像はこの項目で設定せずに先にサイズ調整してからアップロードするのがおすすめ。大きいサイズの画像はサイト表示速度が遅くなってSEOにも良くないんだよ~
パーマリンク ★
パーマリンクの設定はかなり重要です。
別記事の「パーマリンク設定」で解説しているのでそちらを参照してください。
プライバシー
プライバシーポリシーページを作る時に使います。
プライバシーポリシーという名前は聞いたことあるかと思いますが、要は個人情報保護方針のことです。
全てのサイトに必須というわけではありません。しかし、必要とされるサイトが多いため最初から「固定ページ」内にプライバシーポリシーページが用意されています。
そのため、固定ページで用意されているものを自分のサイト用に書き換えれば良く、新規でプライバシーポリシーを作成するとき以外は設定のプライバシー項目を使う必要はありません。
プライバシーポリシーページが必要となるのは、サイトから個人情報を取得することがある場合です。
例えば、
- お問い合わせフォーム
- アクセス解析ツールの利用
- 広告配信サービスの利用
- コメント機能の設置
などをサイト内で行っている時は設置が義務付けられます。
プライバシーポリシーを記載する時には、「ポリシーガイド」が参考になります。
簡単なテキストテンプレートも記載されているのでコピーして利用できます。
まとめ:管理画面の見方を覚えたらあとは慣れ
簡単ではありますがWordPress管理画面の見方と各項目の使い方について、特に初心者にとって重要なポイントを押さえながら解説してきました。
先にどういう項目があるのか理解することで、WordPressへの抵抗感が少しはなくなったのではないでしょうか?
最低限の気を付けるべきポイントと基本的な理解があれば、あとは使っているうちに慣れてくるはずです。ぜひ、じゃんじゃん触ってWordPressを使いこなしてくださいね!