WordPressのテーマをインストールし、サイトに適用する方法をご紹介します。
テーマをインストールする方法は3パターンあります。
- 登録されているWordPress公式のテーマをインストールする方法
- 外部でダウンロードしたテーマをWordPress内にアップロードする方法
- FTPソフトを使ってテーマをアップロードする方法
上記いずれかの方法でテーマをインストールすることになりますが、3番目の方法は使う機会はほぼないので大体1番目か2番目のパターンでOKだと思います。
それでは実際のインストール方法をそれぞれ解説しますね。簡単な順に解説しているので、順を追って試してみてください。
もし使いたいテーマがまだ決まっていない方は以下の記事も合わせてどうぞ!
【2024最新】WordPressのおすすめ無料テーマ12選【コーポレートサイト・ブログ】
【2024最新】WordPressのおすすめ有料テーマ17選【コーポレートサイト・ブログ】
方法1.WordPress公式テーマをインストールする方法
WordPress内にすでに登録されている公式テーマをインストールする方法です。
もし使いたいテーマが公開されている場合には、一番手っ取り早くて簡単な方法となります。
ただし有料テーマと一部の無料テーマではこちらの方法は使えないので、その場合は方法2以降の方法を試してください。
WordPress管理画面から「外観」→「テーマ」→「新規登録」
WordPressの管理画面から、「外観」→「テーマ」を選択します。
現在インストール済みの選択可能なテーマ一覧が表示されています。
このページの上部にある「新規追加」をクリックします。
インストールするテーマを選ぶ
実際にインストールするテーマを選んでいきましょう。
インストールしたいWordPressテーマが決まっていない場合
WordPressに登録してある公式のテーマをこちらで探すことができるようになっています。
無料テーマを探していて、まだどのテーマにするか決まっていない方は、ここから気に入ったテーマを探すのもいいでしょう!
テーマ選びのコツはこちらで解説しています▼
参考:WordPressのテーマとは?特徴から選び方まで解説します。
「注目」「人気」「最新」「お気に入り」のタブが切り替えることで、テーマが探しやすくなっています。
また、「特徴フィルター」を選択すると
このように条件ごとに検索が可能です。
目的と希望に合った項目にチェックを付けて「フィルターを適用」を押すと、該当するテーマが表示されます。
インストールしたいWordPressテーマが決まっている場合
もし既にインストールしたいテーマが決まっているなら、テーマの検索をかけます。
上部右側にある検索バーにテーマ名を入れると、候補のテーマが表示されるので目的のテーマをインストールすればOKです。
今回は無料テーマでおすすめしているテーマのひとつである「Lightning(https://lightning.vektor-inc.co.jp/)」を参考例として説明しますね。
インストールしたいテーマを選択しようとカーソルを乗せると、画像のように「インストール」というボタンが表示されるのでこちらをクリックするとインストールできます。
もし、インストールする前に詳細やプレビューが見たければ、「詳細&プレビュー」か「プレビュー」ボタンを押すことで確認が可能です。
このように、プレビュー画面やユーザー評価を確認することができます。
テーマを有効化する
テーマをインストールしたら、有効化ボタンをクリックしてテーマの有効化を忘れずに行いましょう。
有効化するテーマを変えることで、テーマ自体を切り替えることもできます。
以上でテーマの適用は完了です。
インストールしたテーマの表示確認
管理画面左上にあるサイトタイトルをクリックするとサイトを表示できます。無事にテーマが適用できているかどうか確認してみてください。
※サイトの中身が空の場合、テーマによってはほとんど何も表示されないこともあります。テスト投稿をしたり、簡単なテーマ設定をしてみましょう。
方法2.外部のテーマをアップロードする方法
有料テーマや一部の無料テーマなど、WordPressに公開されていないテーマも多数存在しており、その場合には方法1は使えません。
公開されていないテーマを使う場合には、使いたいテーマを専用のサイトからダウンロードし、WordPressにアップロードする必要があります。
当項目ではその方法を解説します。
テーマのダウンロード
まず、使いたいテーマのサイトにアクセスしてテーマをダウンロードしてください。
有料テーマの場合には、ダウンロードするために購入手続きが必要になるので各自サイトの説明に従って手続きを行ってください。
ここでは、無料テーマで有名な「Cocoon」を例にして説明します。
Cocoonの公式サイトにアクセスし、ダウンロードページに進むと
このようにダウンロードボタンが見つかりました。
このボタンをクリックするとダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了したら、ダウンロードデータ(zipファイルになっているはずです)をパソコン上でご自身の分かりやすい場所に保管してください。
zipファイルのままテーマをアップロード
WordPressの管理画面から「外観」→「テーマ」→「新規追加」へと進みます(ここまでは方法1と同じです)
画像の通り、「テーマのアップロード」というボタンがあるのでこちらをクリックします。
「ファイルを選択」を押して先ほどダウンロードしたzip形式のデータを選択します。
※赤枠で囲った「ファイルを選択」の部分にzipファイルをドラッグ&ドロップしてもOK。
アップロードするデータは必ず圧縮されたZipファイル形式のままアップロードを行ってください。もしzip形式になっていない場合にはファイルをzipファイルに圧縮してからアップロードしましょう。
該当のファイルを選択したら、「開く」をクリック。
ファイルを選択したら、「今すぐインストール」をクリックするとインストールが始まります。
インストールが完了したら忘れずに「有効化」をすれば、テーマの適用は完了です!
インストールしたテーマの表示確認をしてみてください。
補足:子テーマのインストールについて
子テーマがあるテーマの場合には、子テーマも同様にインストールします。
そして必ず子テーマの方を有効化してください。
Cocoonだと、このように子テーマが用意されています。
方法3.FTPソフトでテーマをアップロードする方法
テーマのインストールでこの方法を使う機会は少ないと思いますが、エラー等でうまくアップロードできないなど状況によってはFTPソフトを使ってアップロードする場合もあるかと思います。
中級者以上の方向けですが、知識として一応簡単に解説しておきます。
ダウンロードしたテーマのzipファイルを解凍する
FTPソフトでのアップロードの場合、zipファイルを解凍した状態でアップロードする必要があります。
ダウンロードしたデータは解凍しておきましょう。
FTPソフトでテーマのアップロード
FTPソフトを起動します。(ここではFTPソフトの使い方は解説しませんので、よく分からないという方は各自調べてみてください。)
画像ではFTPソフトFileZillaを使っています。
WordPressのファイルが格納してあるディレクトリ(独自ドメイン名のファイルや「public_html」内にある場合が多いです)に進み、「wp-content」→「theme」内の階層に解凍したテーマファイルをアップロードします。
これでインストールは完了しているので、WordPressの管理画面からテーマを有効化すればOKです。
WordPressテーマをインストールする際の注意
インストール方法の説明は以上となりますが、最後に、テーマをインストールする際よく起こりがちなトラブルと解決方法のヒントを取り上げておきますね。
何か問題があったら、確認して詳しく調べてみることをおすすめします。
テーマデータが破損している
ダウンロード時の通信エラーなど、なんらかの理由でテーマそのもののデータが破損していて、うまくインストールが行われない場合があります。
その場合には再度テーマデータをダウンロードしてからインストールするとうまくいく可能性がありますので試してみてください。
アップロードのサイズ制限でインストールできない
インストール方法2のパターンで、アップロードできるファイルサイズの上限の影響でテーマをインストールできないことがあります。
アップロードのファイルサイズの上限は、「php.ini」というファイルの「upload_max_filesize」という項目によって設定されています。
例えばphp.iniで
upload_max_filesize = 10M
となっている個所があったらアップロードの上限サイズが10MBで設定されているので、この数値を上げればOKです。
ただし注意点があって、「upload_max_filesize」は「memory_limit」「post_max_size」という設定項目の影響を受けます。
memory_limit ≧ post_max_size ≧ upload_max_filesizeの関係となっているので、upload_max_filesizeの上限を引き上げることでpost_max_sizeを上回るようであればこちらも上限を調整してください。
php.iniはレンタルサーバー会社によって設定の仕方が変わるので、詳しくは「お使いのレンタルサーバー名+php.ini」などで調べてみましょう。
レンタルサーバーによっては、php.iniを直接設定変更できず、「.htaccess」ファイルで設定を上書きするパターンもあります。
この場合には.htaccessファイル上で
php_value upload_max_filesize ○○M
のように○○に数値を入れて設定し、アップロードすれば大丈夫です。
これらの設定ファイルを変更する場合には、何か起こったときに元に戻せるようにバックアップ等をしておいてくださいね。
WordPressやPHPのバージョンに注意
テーマによっては、WordPressやPHPのバージョンとの相性が合っていないとうまく機能しないことがあります。
表示されるべき箇所が表示されなかったり、動きがおかしいなどという場合には、これらが原因となっている可能性が高いです。
テーマのダウンロードページなどで推奨バージョンが記載されていると思うので、確認しましょう。
WordPressのバージョンは管理画面から現在のバージョンの確認や、最新版への更新が可能です。
ダウングレードする場合には、プラグイン「WP Downgrade Specific Core Version」を使うのがおすすめです。
PHPバージョンが合っていない時には、「Phase error: syntax error, unexpected T_FUNCTION…」のようなエラー文が表示されることがあります。
PHPのバージョンの変更は、レンタルサーバーの設定画面から行ってください。
インストールしたテーマを削除するには
実際にテーマをインストールしてみたら、気に入らなかったということもあるかと思います。
いらなくなったテーマをアンインストールしたくなった場合には、管理画面のテーマ一覧から削除が可能です。
削除したいテーマの「テーマ詳細」をクリックします。
テーマ詳細の右下に「削除」ボタンがあるのでこちらをクリックするとテーマがアンインストールされます。
なお、有効化しているテーマは削除できませんので、削除したいテーマ以外のテーマを有効化にした状態で削除をするようにしてくださいね。
WordPressテーマのインストール方法についての解説は以上になります。
次のステップ
STEP.4-1▶【初心者必見】WordPressを一番最初に触る上での注意点とよくある失敗
前のステップ
STEP.3-3-1▶WordPressのおすすめ無料テーマ12選
STEP.3-3-2▶WordPressのおすすめ有料テーマ17選